世界中で愛されるユーティリティービークルであるルノーカングーにニューモデルがラインアップしました。利便性とデザインが高次元で両立した特別な 一台です。今回はそんなルノー新型カングーのグレードと価格、各部の魅力についてご紹介致します。
ルノー新型カングーとは
ルノーカングーはフランスの自動車メーカーであるルノーから発売されているユーティリティービークルです。
今回ご紹介する新型カングーは 3代目モデルで、初代は 1997年に登場しました。
現行モデルと基本的なコンセプトは変わりませんが、当時は沢山の荷物が乗る積載量に加えて商用車譲りの耐久性、抜群の直進安定性といったクルマとしての基本的な性能の高さがミニバンの無かった欧州でヒットしました。
フランスの自動車という事もあり、デザインも非常に優れていてその耐久性と相まって世界中に愛好家に親しまれているクルマです。
ルノー新型カングーのグレード別価格
ルノー新型カングーのグレードは 3つあり、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの 2つの動力機関を選択できます。(受注生産のZENグレードはガソリンエンジンのみ)
※ルーフバー:マルチレールタイプ <66,000円(税込/取付工賃別)オプション>
INTENS (インテンス)
ガソリンエンジン
3,950,000 円(税込)~
ディーゼルエンジン
4,190,000 円(税込)~
ルノー新型カングーのオールペンモデルです。
基本的な装備としてLEDヘッドライト、電動パーキングブレーキ、運転支援機能、8インチディスプレイ(リアカメラ、パーキングセンサー)が装備されます。
CREATIF (クレアティフ)
ガソリンエンジン
3,950,000 円(税込)~
ディーゼルエンジン
4,190,000 円(税込)~
ルノー新型カングーのブラックバンパー仕様です。
基本的な装備はINTENS(インテンス)と変わりのない自分好みに仕上げられる 一台です。
ZEN (ゼン)
ガソリンエンジン
3,840,000 円(税込)~
より商用車に近い廉価版としての位置付けとなります。
フロントフォグレス、アナログメーター、マニュアルエアコンなど装備が簡素なものとなっていますが、価格が 10万円程抑えられているのが特徴のグレードです。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの性能と仕様
ガソリンエンジン
総排気量
1.333L(ターボチャージャー付)
トランスミッション
電子制御 7速AT(7EDC)
最高出力
96kW(131ps*1)/5,000rpm
最大トルク
240N・m(24.5kgm*1)/1,600rpm
WLTCモード燃費
15.3km/L
使用燃料
無鉛プレミアムガソリン
ディーゼルエンジン
総排気量
1.460L
トランスミッション
電子制御 7速AT(7EDC)
最高出力
85kW(116ps<*1)/3,750rpm
最大トルク
270N・m(27.5kgm*1)/1,750rpm
WLTCモード燃費
17.3km/L
使用燃料
軽油(アドブルー使用)
エンジンの基本的な性能としてはどちらも大きな差はありません。
特性としても欧州車らしく、高速道路における巡行が得意な仕様となっています。
選ぶ基準のひとつとしては、ガソリンタンク容量はモデル共通で 54Lで、航続距離にするとディーゼルエンジンの方がカタログスペックで 108km程(ガソリン;826.2km、ディーゼル;934.2km)長く走れる為、定期的に長距離を走る予定のある方はご参考にしていただければ幸いです。
ルノー新型カングーの進化した魅力はどこ!
ルノー新型カングーの魅力について、外装と内装に分けてご紹介致します。
外装
ルノーカングーの意匠でもある大きなフロントウィンドウ、ダブルバックドアなどカングーならではの個性を残しつつ、モダンかつスタイリッシュに進化しました。
フロントはライトデザインと共にスタイリッシュにまとめられていながらも、独特の曲線デザインが活かされた形となっています。
日本では人気のプロ仕様の道具をイメージしたブラックバンパーのグレードであるCREATIF(クレアティフ)もラインアップされています。
内装
ルノーカングーの内装色はグレードに問わずブラックで統一されています。
デザインは親しみやすい伝統のデザインを踏襲しながらもエアコンやナビゲーションシステム、インテリアパネル、メーター類は最新技術が投入されており、機能面において申し分ありません。
シートは先代モデルと比較して 一回り大きく設計される共に、長距離での移動や高速道路、ワインディングを考慮してホールド性を重視して設計されているのが特徴です。
2列目シートは日本車でよく見かける 6:4分割ではなく、独立シートが採用されおり、居住性と共に 一人一人のシートのホールド性に優れます。
シートアレンジもラゲッジスペースに搭載されたトノボードと相まってスペースを有効活用できるよう工夫がされています。
ただ広い空間を用意されても、一番下に入れた荷物は取り出し難い、荷物が外から見えるなどで実用性に欠けるところがありますが、この辺りは熟成したルノーカングーならではの装備と言えます。
このトノボードを使用しない際はリアシート背面に収納できる仕様となっている為、自由に選択が可能です。
そしてこのラゲッジスペースを最大限活かすのはこのダブルバックドアです。
背の高い荷物などを収納する際にはこのサイドから開閉するタイプが圧倒的に便利ですね。
このドアは 2段階に開く仕様となっているので、駐車スペースの狭いとこでも開閉を安心して行う事ができます。
ルノー新型カングー・グレード別価格と進化したカングーの魅力はどこ!のまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
ルノー新型カングーは伝統のデザインを踏襲しながらも利便性や運転支援機能を搭載し、より便利に快適な魅力あふれる一台となりました。
便利に遊べるというコンセントを持ちながらもクルマとしての基本性能が高いというところも長く愛される理由であると感じました。
皆さんの車選びの参考になれば幸いです。
それでは楽しいカーライフを!
アイキャッチ画像 https://www.renault.jp/