コンパクトカー人気の火付役ともなったホンダフィット。発売当初からスポーティーなデザインとボディサイズからは想像できない広い室内空間と高いユーティリティーを持つホンダフィットのフルモデルチェンジ情報をご紹介致します。
ホンダフィット新型のグレード編成
新型ホンダフィットはグレード編成が大幅に刷新されています。
以下の 5グレード全てにハイブリッドモデルと ガソリンエンジンモデルが登場予定です。
BASIC（ベーシック）
デザイン性と快適性を備えた基本のタイプとして、やわらかな表情をつくるフロントフェイス、シームレスで流れるようなフォルムなど、親しみを感じさせるシンプルなデザインとなっています。
HOME（ホーム）
良質な素材を用いたナチュラルな風合いの織物のシート、本革ステアリングやプライムスムースのソフトパッドなど、全体のカラーや素材を揃え、質感が高くリラックスできるこだわりの空間が魅力のグレードです。
今回の紹介記事では本グレードを解説致します。
NESS（ネス）
気分が盛り上がるカラーコーディネートとともに、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用。
ドライブをよりいっそう楽しんでいただけるよう、フィットネススポーツのような、軽快でファッショナブルなタイプとし、アウトドアにオススメのモデルです。
CROSSTAR（クロスター）
街にもアウトドアにも似合う CROSSTAR専用のエクステリアデザインと大径タイヤを採用。
インテリアには、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用するなど、コンパクトでありながらタフなイメージを纏っています。
LUXE（リュクス）
優雅で心地よい時間が過ごせる空間を目指し、質感や手触りのよさを追求した専用の本革シートを標準装備。
エクステリアには、プラチナ調クロームメッキや専用デザインの 16インチアルミホイールを採用し、上質感が高められています。
ホンダフィット新型2019の価格と発売日はいつ？
新型ホンダフィットは本来であれば 2019年 12月に発売の予定でしたが、部品供給の関係で 2020年 2月に発売予定との事です。
価格は現行よりも 10万円程アップする予定で、現行フィットが 145万円～ 241万円である事から価格は 155万円～という予想がされています。
価格上昇については様々な予想がありますが、筆者としてはハイブリッドモデルの価格上昇は避けられないと考えています。
新型ホンダフィットのハイブリッドシステムは現行モデルに発電用モーターを 1基追加し、モーター主体で駆動させる事で高い燃費性能を実現するからです。
ガソリンエンジンモデルは国内専用との噂もありますが、価格の上昇は 10万円に満たないと予想します。
最上位グレードと言われている LUXEは上質な室内空間とラグジュアリーなスタイリングをしており、現行のフィットよりも車格が上のユーザーからのダウンサイジングにも対応すると言われている為、価格は更に高くなる事が予想されます。
ホンダフィット新型の内外装デザインは
外装
まず、全体のデザインとしては現行の ３代目 フィットと比較して シンプルな デザインとなっています。
ボディの プレスラインや グリルの フェイスリフト等が控えめになる事で、初代フィットのような スポーティーさの面影がありつつも愛らしいデザインとなっています。
フロントは ピラーから伸びてそのまま バンパーまでを繋ぐ デザインとなっています。
ライトと共に各所に曲線が多く使用されており、先代までの ゴツゴツした デザインから一変して スッキリとした デザインとなっています。
サイドは ピラーの曲線がそのまま ルーフを繋いでおり、卵形になっています。
ドアと フェンダーはやや張り出し、プレスラインが引かれる事で スポーティーな仕上がりとなっています。
リアは横長の ブラック基調の テールランプが クールな仕上がりとなっています。
テールランプと共に バンパー下部がブラックに塗装されており、スポーティーさを演出しています。
内装
インテリアは ホワイトと ブラックで シンプルにまとめられています。
シンプルながらも各所に ソフトパッドや レザーとなっている事で室内空間全体の質が大幅に向上しています。
メーターはこれまでのアナログ主体だったものから一変して、ディスプレイ表示となり、ドライバーへ的確な情報を与えると共に HONDA・SENSING、HONDA・CONNECTとの連携も可能な多機能ディスプレイとなっています。
リアシートはクッション性のある座り心地の良いものとなっており、快適そうです。
室内寸法の詳細情報は未だ公開されていませんが、Cピラーの高さと ボディ形状の作りを見るに現行モデルと変わらぬ使い勝手がありそうです。
近年の コンパクトカーは デザイン性を優先しがちで、後席の スペース、特に ヘッドクリアランスについては狭くなっている傾向にあるので、デザインを優先しながらもその辺りの スペースをきっちりと確保している フィットには ライバル達への大きな アドバンテージとなりそうです。
フロントではまずその見晴らしの良さが魅力です。
インパネを水平基調とし、加えて Aピラーを薄型とすることで、前方視界の確保に大きく貢献しています。
そして内装全体では各所に収納スペースがあります。
モーターショーでの見学した具合だとその収納スペースは深めに作られており、スマホを入れるのに 十分な スペースがあるように見受けられました。
近年の車種は ドアポケットを中心に収納スペースが浅めに作られている事から、非常に ユーザー目線な車であることが伺えます。
ホンダフィット新型が追求した 4つの心地よさとは
今回の フルモデルチェンジで フィットが目指したのは「 人の心地よさ 」です。
その中でも特に追求した 4つをご紹介致します。
① 心地よい視界である事
心地よさのひとつめは乗った瞬間からわかる前方視界の良さです。
Aピラーの形状が視界に入る部分を中心に細くする事で前方の死角を大幅に軽減しました。
さらにインテリアではダッシュボードを水平基調とし、ワイパーも車内から見えない位置に配置した事でスッキリとした心地の良いフロントビューを獲得しています。
② 座り心地がよいこと
引用 https://www.honda.co.jp/Fit/new
人間工学に基づいて設計された、ボディスタビライジングシートをフロントシートに採用しています。上質なシートは普段時の心地よさだけでなく、長距離のドライブでその真価を発揮します。
リアシートはより厚みのあるパッドを採用し、リラックスできる快適な空間を実現しています。
③ 乗り心地がよいこと
新型フィットでは、ハイブリッドシステムを刷新しています。
2モーターハイブリッドシステムとなった事で日常の殆どを モーターのみで走行可能な程に出力が向上しています。
優れた環境性能と共に、モーターによる滑らかで心地よい乗り心地となりました。
④ 使い勝手がよいこと
カバンや上着、スマホなどを手の届く位置に サッと置ける スペースにおける テーブルコンソールや ドアポケットを装備しています。
また、手や足が触れるところには ソフトパッドを使用するなど車の随所に心地よく使える機能を備えています。
ホンダフィット新型2019の価格、内外装を調査！4つの心地よさとはのまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
新型ホンダフィットはこれまでの フィットのような延長線上にあるのではなく、全く新しいまさしく フルモデルチェンジの名にふさわしい進化を遂げている事が分かりました。
グレード編成も大きくかわり、追加情報の解禁が非常に楽しみですね。
皆さんの車選びのご参考になれば幸いです！
それでは楽しいカーライフを！
アイキャッチ画像 https://www.honda.co.jp/Fit/new