2019年東京モーターショーで発表されたホンダeが 2020年 9月に発表されました。今回はホンダのコンパクトEVホンダe日本の発売日を始めとする最新情報をご紹介致します。さらに後半ではホンダeの価格と補助金、そして気になる国産EVのライバルリーフとの比較も行います!
Honda eは、2024年1月をもって生産終了いたします。
生産分が売り切れ次第、Honda eは販売終了となります。
一部カラーがお選びいただけない場合があります。
詳しくは販売会社にお問い合わせください。
ホンダ eの日本の発売日はいつ?
ホンダ eの発売は 10月 30日から行われ、同年 11月より随時デリバリーされる予定です。
販売台数としては数百台と詳細は明かされていないものの、ホンダの計画販売台数は年間で 1,000台と言われており、今回の第 一期販売台数は多くても 300台程と予想できます。
やや少なめとも思えるこの台数は日本よりも強力に EV(電気自動車)を推進する欧州にリチウムイオンバッテリーを安定供給する事と、日本国内での HV(ハイブリッドカー)の信頼性の高さから決定されたそうです。
ホンダは数年前に希土類フリーのネオジム磁石を使用したモーターを開発するなど、リサイクル事業にも積極的に取り組んでいるので、バッテリーにおいてもリサイクルをうまく活用していってもらいたいです。
リチウムイオンを主としたバッテリーの原材料問題は今までのガソリン価格のように EVのコストに大きな影響を与える事から世界の自動車メーカーで既に様々な囲い込みや新材料を使用したバッテリー開発などが行われており、今後はバッテリーの性能が EVの在り方を大きく変えていく事が予想されます。
ホンダeの魅力は?
ホンダ eの魅力を一言で表すと“今までには無い新しい電気自動車”という事です。
そのポイントを 3点にまとめました。
ポイント① : 電気自動車(EV)として誕生
当たり前とも思う方もいらっしゃると思いますが、ホンダ eは生粋の EVとして誕生したという所が大きなポイントとなっています。
車体の下に前から充電/給電ポート、バッテリー、モーターと配置を行ってスペースを効率的に利用し、コンパクトにまとめています。
モーターを後輪側に配置した事によって駆動方式はポルシェと同じ RR(リアエンジンリアドライブ)となりました。
フロントのスペースを有効利用できた事で、切れ角を大きく取れ、ボディサイズは全長 3.895m/全幅1.750m/全高1.510mとコンパクトな車体にワイドなボディを持ちながらも最小回転半径は 4.3mと現行ホンダ車の中でも最小です。
(参考までにホンダ・フィットはボディサイズ全長 3.995m/全幅 1.695/全高 1.515で最小回転半径は 4.9m)
RR駆動となった事で、走りの部分にもスポーティーさを感じられるホンダらしい仕上がりとなっています。
本来の RRではリアエンジンの重さが駆動を伝える抜群のトラクションとブレーキの制動力を生む事と引き換えに高速走行時に不安定になり、コーナリングにリアが巻き込む特殊な挙動を発生させてしまう駆動方式でしたが、ホンダ eでは前後にバランス良くユニットを配置した他、最も重量のあるバッテリーを車体中央に配置した事で、前後重量バランスだけでなく、重量マスの集中化にも成功している為、運動性能はスペック以上と言えます。
ポイント② : 最新の電子デバイス
ホンダ eには先進的な電子デバイスが装備されています。
特筆するのはワイドヴィジョンパネルとサイドカメラミラーです。
引用 https://www.honda.co.jp/honda-e/
ワイドヴィジョンパネルは量産車では世界初の 5スクリーンを水平配置し、車両情報、各種メーターを分かりやすく表示し、モダンなインテリアのデザインに最新装備が寄り添う未来を感じられる仕上がりとなっています。
サイドミラーはカメラに変更され、ミラー以上の視界の他、車幅内にユニットを収めた事による運転のし易さとドライバーの死角軽減に大きく貢献しています。
ポイント③ : コネクテッドサービス
ホンダ eでは Honda CONNECTを標準装備しており、24時間 365日のカスタマーサポートに加えてスマートフォンからのリモート操作にも対応しています。
充電管理、ドアの施錠、開錠の他、エンジンスターターやエアコン操作、カーナビゲーションへの目的地登録などの基本操作が行える他、ホンダ eならではの大画面を利用したアプリが用意されスマホの写真や動画を車内のスクリーンに映せる遊び心のあるものとなっていて今後も多数のアプリをリリース予定との事です。
ホンダ eの価格や補助金
ホンダ eでは 2つのグレードが用意され、それぞれで装備とモーターの出力が異なります。
ホンダ e(エントリーモデル)
価格
451万円(税込)
※CEV補助金
23万 6千円
実質
427万 4千円
モーター出力
100kw(136ps)
モータートルク
315Nm
航続距離(WLTCモード
283Km
車重
1,510kg
ホンダ e Advance
価格
495万円(税込)
※CEV補助金
16万 8千円
実質
478万 2千円
モーター出力
113kw(154ps)
モータートルク
315Nm
航続距離(WLTCモード)
2,59Km
車重
1,540kg
上級グレードのアドバンスモデル( 495万円)がリリースされています。
アドバンスモデルではマルチビュー、センターカメラの他 17インチアルミホイールを装備しており、充実した装備が魅力です。
尚、補助金に関しては航続距離が異なる為、グレードで異なる事もポイントです。
また、補助金は今回ご紹介し国の CEV補助金の他、各自治体にも別途補助金のある地域がありますので、お近くのディーラーか自治体へお問い合わせください。
ホンダ eと日産リーフを比較すると
国産電気自動車としては気になる存在の日産リーフです。
正直なところこの 2台は全くの別物な車で、単純な比較は難しいと感じています。
ホンダ eは都市型 EVとして車両の取り回しとこれまでには無い 一台を目指して先進技術を搭載していて、日産リーフはハイブリッドやガソリン車から違和感なく乗れる EVとして出力・容量の異なるライフスタイルに合ったモデルをリリースしています。
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ひとつの指標として日産リーフの価格は標準バッテリー(航続距離 322Km)仕様で 332万円~ 418万円、e+という大容量バッテリー(航続距離 458Km)で 441~ 500万円となり、両モデルとも CEV補助金は 42万円となるので、エントリーモデルで 200万円台から購入可能な点がメリットです。
ホンダ eの日本の発売日は?価格や補助金をリーフと比較してみた!のまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
ホンダ eは純粋な都市型 EVとして誕生し、先進技術を惜しげもなく投入したスポーティーでもラグジュアリーでもないこれまでにない一台であると感じました。
ホンダ eはホンダの電気自動車の第 一弾という事で、今後のバリエーションにも期待したいです。
皆さんの車選びの参考になれば幸いです。
それでは楽しいカーライフを!
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アイキャッチ画像 https://www.honda.co.jp/honda-e/