日産の新たなSUV型電気自動車であるアリアが登場しました。近年のトレンドにもなっているSUVに加えて、国内では日産がシェアを持つEVとして発売された期待のモデルとなります。今回はそんな日産EVアリアについてご紹介致します。
日産EVアリアのグレードと価格
日産アリアには 2系統、各 2モデルの計 4つのグレードがラインアップされています。
B6とB9の違いは電池容量が異なり、出力と航続距離が異なります。
引用 https://www3.nissan.co.jp/
B6 2WD
5 390 000 円(税込)~
アリアのベースグレードとなるモデルです。
他グレードよりも価格が抑えられており、補助金も考慮すると 400万円台から購入が可能なモデルとなっています。
上級グレードが様々な先進装備を標準装備していく中で、このB6はそういったオプションで選択する形にしている為、乗る人の好みに合わせられるところもポイントです。
アリアの中ではベースモデルという位置付けではあるものの、日産内では高級SUVとしての格を持つ為、装備は充実しています。
LEDライティングシステムやナビゲーションシステム、運転席/助手席のパワーシート、全席シートヒーター、ステアリングヒーター、など装備は通常の高級SUVと遜色ないモデルとなっています。
以下に主要なスペックをご紹介致します。
モーター最高出力
160 kW
モーター最大トルク
300 Nm
バッテリー総電力量
66 kWh
WLTCモード航続距離
最大 450 km
駆動方式
FWD
タイヤサイズ
235/55R19 7.5J+40
0-100km/h加速
7.5 秒
最高速度
160 km/h
性能も申し分ありません。
モータートルクは 3 000 ccのガソリンエンジンモデル並みで、加速力もスポーティーカー顔負けの性能となっています。
B6 e-4ORCE limited 4WD
7 200 600 円(税込)~
B6の 4WDグレードモデルで、装備も上級モデルのB9と同等の装備を持つモデルとなっています。
アドバンスドライブアシストディスプレイ、プロパイロット 2.0と連動するヘッドアップディスプレイが標準装備される他、シートは運転席にランバーサポートが追加され、前席にはフロントベンチレーション、全席にナッパーレザーが使用され非常に質感の高い仕上がりとなっています。
他にもサンルーフ、BOSEサラウンドシステムが標準装備されるなど高級セダン顔負けの装備となっています。
以下に主要なスペックをご紹介致します。
モーター最高出力
250 kW
モーター最大トルク
560 Nm
バッテリー総電力量
66 kWh
WLTCモード航続距離
最大 430 km
駆動方式
4WD
タイヤサイズ
235/55R19 7.5J+40
0-100km/h加速
5.4 秒
最高速度
200 km/h
航続距離がやや落ちますが、4WDとしてリアにモーターが追加された事で加速力が著しく向上しています。
このスペックにある 0-100加速 5.4秒という記録は、旧Z 34の 0-100加速である 5.3~5.6秒というスペックと同等という非常に高いスペックとなっています。
B9 limited 2WD
7 400 800 円(税込)~
B9はB6よりもバッテリー容量が拡大されている他、モーター出力も向上しているハイパフォーマンスモデルとなっています。
装備についてはB6 e-4ORCE limitedと共通なので、より長い航続距離を求める方にオススメのグレードです。
以下に主要なスペックをご紹介致します。
モーター最高出力
178 kW
モーター最大トルク
300 Nm
バッテリー総電力量
91 kWh
WLTCモード航続距離
最大 610 km
駆動方式
FWD
タイヤサイズ
235/55R19 7.5J+40
0-100km/h加速
7.6 秒
最高速度
160 km/h
出力が向上していますが、装備による重量増で若干下がっています。
バッテリー容量増に従って出力の向上も期待できますが、航続距離を優先としてあえて抑えられているのかもしれません。
ユーザーの声によってはテスラのようなソフトウェアアップデートによる出力の向上やスポーツモードの追加などでポテンシャルが期待できるモデルでもあります。
B9 e-4ORCE limited 4WD
7 900 200 円(税込)~
アリアの最上位グレードで、B9の 4WDモデルとなっています。
B9 limitedの装備に加えてホイールサイズが 20インチと更に拡大され、コンセプトカーのような美しいデザインとなっています。
以下に主要なスペックをご紹介致します。
モーター最高出力
290 kW
モーター最大トルク
600 Nm
バッテリー総電力量
91 kWh
WLTCモード航続距離
最大 580 km
駆動方式
4WD
タイヤサイズ
255/45R20 8J+45
0-100km/h加速
5.1 秒
最高速度
200 km/h
B9の余裕あるバッテリー容量に加えてリアモーターがプラスされた事により、加速力もアリア最速のタイムとなっており、フラッグシップグレードとして相応しいスペックとなっています。
日産EVアリアの内外装
日産EVアリアの内外装についてご紹介致します。
日産EVアリアの外装
日産アリアの外装はノートオーラやリーフ等のデザインを継ぐ、先進的でシャープなデザインとなっています。
ひとつひとつのデザインはシャープながらもそのゆとりあるボディサイズにより、ダイナミックな印象も与えてくれます。
フロントノーズのデザインにはなめらかな表面の下に日本の伝統的幾何学模様「組子」を立体的に再現するなど先進デザインと日本の機能美を体現しています。
日産EVアリアの内装
日産アリアの内装はラウンジに居るような、落ち着いて快適な空間となっています。
最大の特長はダッシュボードに物理的なスイッチが無く、クルマの電源を入れる事でアイコンが浮かび上がる独創的なものとなっています。
センターコンソールはシートの前後位置と連動する他、Qi規格のワイヤレスチャージャーが搭載されており、利便性も高いです。
後席もゆったり座れるシートとスペースが確保されています。
ラゲッジスペースも通常のSUVと遜色ない広大なスペースが確保されています。
シートは可倒式で様々な荷物を収容可能となっています。
気になる補助金
補助金については 一部暫定ではありますが、純電気自動車のアリアには多数の補助金が用意される事が予想されています。
補助金は国と地方自治体の 2つから出る事が決まっています。
国からの補助金は以下の 3つです。
経済産業省補助金(令和 3年補正予算)
85 万円
クリーンエネルギー自動車導入事業補助金
42 万円
エコカー減税
4.85 万円
国からの補助金は合計で 131.85万円となります。
これに加えて、地方自治体によって追加の補助金が見込めます。
例として東京都では 45万円の他、各市区町村によって充電設備に補助金が出るなど、純電気自動車であるアリアへの補助金は非常に手厚いものと考えて良いでしょう。
納車時期を教えて?
既に予約を締め切っているB6 limitedは半年程、B6 e-4ORCE limited / B9 limited / B9 e-4ORCE limitedについては予約分が今夏より順次納車の為、半年~1年程度となりそうです。
日産EVアリアの価格と内外装!気になる補助金と納車時期を教えて?のまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
日産RVアリアは今後のEVSUVというジャンルに対して高級SUVとしての格で登場したプレミアムモデルであると感じました。
単純な豪華モデルではなく、EVとしての特長を活かしている点も魅力です。
現在はEVが普及している黎明期であり、各社から工夫を凝らした個性の強いクルマ達が登場しています。
きっと今でしか買えない特別なモデルとなるので、気になった方は是非 一度実物をご覧になる事をオススメします。
皆さんの車選びの参考になれば幸いです。
それでは楽しいカーライフを!
アイキャッチ画像 https://www3.nissan.co.jp/
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