スポーティーなルックスと史上初の 3ナンバーセダンとなった事で話題となった新型カローラセダン。見た目以上に中身も進化した本モデルの最新情報と注目ポイントをピックアップします。
新型カローラセダンはどんな車
カローラは日本ではトヨタのスタンダートモデルの 一つであり、10代目以降からは日本専用モデルのカローラアクシオとして発売されていました。
というのも年々ボディが拡大していく中で、5ナンバーサイズに抑える事が困難となり、日本の道路事情を考慮して専用モデルが発売された。
という経緯がありました。
新型カローラセダンもグローバルモデルとはボディサイズも異なる日本仕様となりますが、従来までのようなデザインに大きな変更はありません。
直系で 12代続くトヨタのロングセラーモデルで、セダンと ツーリングワゴンの 2種類を展開しています。
セダンやツーリングワゴンでは所謂トヨタの顔となる車種だけに、スタイリングだけでなく装備も充実しているのが特徴です。
新型カローラセダンのグレード別価格と装備
カローラツーリングのグレード編成は先代のカローラを受け継ぎ、各々3つのグレードでハイブリッドモデルとガソリンエンジンモデルが設けられている。
HYBRID モデル
HYBURID WxB
2WD
2,750,000円(税込)~
HYBURID WxB
E-Four
2,948,000円(税込)~
ガソリンエンジン モデル
WxB 2WD AT
1.8L CVT
2,315,500円(税込)~
WxB 2WD 6MT
1.2L TURBO
2,409,000円(税込)~
カローラツーリングの最上位グレードです。
エクステリアはダークグレーのホイールとフロントとリアにメッキパーツが使われたものとなっており、スポーティーさの中に高級感あふれたものとなっています。
インテリアのメインカラーはブラックを基準にまとめられており、スポーティーシートが運転席と助手席に装備されており、合成皮革 +レザテックという高品質な仕様となっています。(メーカーオプションでホワイトの設定も有)
メーターも専用のディスプレイが装備されており、室内スペースにおいても他のグレードとの差別化が目指されています。
また、このグレード最大の特徴は 6MTが選択可能という点です。
走りの部分を徹底的に鍛え上げた新型カローラをマニュアルミッションで操る楽しさは非常に大きいと言えます。
組み合わされるパワートレーンはカローラスポーツの1.2L turboと6MTで、ダイレクトな加速を味わう事ができます。
ボディの剛性はハッチバックよりもセダンの方が高い為、ポテンシャルにも期待できます。
HYBRID S モデル
HYBRID S 2WD
2,574,000円(税込)~
HYBRID S
E-Four
2,772,000円(税込)~
ガソリンエンジンモデル
S 2WD AT
1.8L CVT
2,139.500円(税込)~
Sグレードはカローラツーリングのミドルグレードに位置付けられているグレードです。
エクステリアはエアロパーツが装備されており、スポーティーな印象を受けます。
インテリアはブラックを基調としたものとなっており、シートは WxBのスポーツシートとは異なりますが、標準のシートよりもホールド性の高いものとなっています。
尚、Sグレード以上では Toyota Safety Sence連動のブレーキアシスト付きクリアランスソナーとバックガイドモニターが装備されています。
さらに、オプションで標準装備の 7インチのカーナビゲーションシステムから 9インチへアップグレードが可能です。
ですが、W×Bとの価格差(約 15万円)を考えると装備の差や選択できるオプションの幅が狭かったりと、少々価格性能比の面では不利なモデルと言えます。
HYBRID G-X モデル
HYBRID G-X 2WD
2,403,500円(税込)~
HYBRID G-X
E-Four
2,601,500円(税込)~
ガソリンエンジンモデル
G-X 2WD AT
1.8L CVT
1,936,000円(税込)~
カローラツーリングのエントリーグレードモデルです。
エントリーグレードモデルと言ってもエアロパーツの装備やフロントLEDヘッドライトなど、充実した装備となっています。
インテリアはややプラスチッキーですが、7インチのカーナビゲーションシステムを標準で装備( 9インチへのアップグレードは不可、バックモニター、クリアランスソナーは未装着 )しています、ので廉価モデルのような不便さはありません。
何より最上位グレードの W×Bよりも 30万円程度安い価格で買えるメリットは大きいので、他車種や予算で車を検討している方にもオススメできるグレードです。
新型カローラセダンの外観・内装 外観
エクステリア
カローラセダンは先代モデルよりも各所がシャープなデザインとなっており、高級感とスポーティーさを兼ね備えたものとなっています。
フロントはフェイスリフトと大型グリルのトヨタデザインとなっており高級感のある仕上がりとなっています。
リアは張り出したオーバーフェンダーと太い Cピラー、ブラックに塗り分けられたスポーティーなバンパーが特徴的で、今までのカローラには無かった大胆なデザインとなっています。
筆者的には フロントは SAI、リアは マークXを継承している非常に贅沢でいいとこ取りなデザインだと感じています。
上位車種のデザインを継承するという事はそれだけトヨタがカローラという車の質を上げているという意思表示とも考えられ、今までのカローラとは一味違うという雰囲気も大いに伝わってきます。
インテリア
落ち着きのあるブラックを基調にインパネが張り出した、エッジの効いたデザインとなっており、エクステリアとの関連性を着目したものとなっています。
インパネの上部はフラットな作りとなっており、Aピラーとドアミラー位置の最適化により良好な視界と安全確認を可能としています。
さらにハンドルは チルト&テレスコを全グレードで装備し、適切なドライビングポジションをとる事が可能となっています。
新型カローラセダン注目ポイントは!
注目ポイントは大きく2つ!
① 抜群の取り回し 日本モデルで初の3 ナンバーモデルとなった事で話題となっていますが、トヨタは日本の交通事情を考慮し、先代モデルと比較しても遜色のない取り回しが可能となっています。
☆先代モデルと比較して 旋回半径で +100~ -200mm 駐車時の車幅で +5mm ドアの開け幅は前回時で -6mmとなっています。
ボディサイズを拡大したにもかかわらず、この小回りの良さは特筆すべき点で、トヨタの技術者の努力に感謝です。
② 高ボディ剛性と後輪独立懸架( ダブルウィッシュボーン) 新型カローラは走りの面において大きく進化しています。
特にシャシー&ボディ性能は従来の物を凌駕する性能で、ドイツ車をはじめとする欧州車にも引けを取らない剛性を誇ります。
その中でもリアのダブルウィッシュボーンサスペンションは走りの肝とも言える部分で、剛性のあるボディとシャシーを繋ぐ重要な役割をしています。
ジオメトリー変化(タイヤの接地性)が少なく、スムーズなコーナリングは走る楽しさと同時に安心感を与えてくれる絶妙な仕上がりとなっています。
新型カローラセダンフルモデルチェンジの最新情報と注目ポイントは!まとめ
今回のご紹介はいかがでしたでしょうか。
セダンはツーリング、ハッチバックと比較してボディ剛性が強く、より走りに振ったモデルと言えます。
ボディサイズの拡大にも柔軟に対応しており、次世代の優秀なセダンとなる事間違いないでしょう。
皆さんの生活スタイルにあった一台を選んでいただければ幸いです。
それでは皆さん良いカーライフを!
アイキャッチ画像 https://toyota.jp/corolla