12代目として、フルモデルチェンジを遂げたカローラツーリング。先代モデルであるカローラフィールダーから洗練されたスタイリングとなり、スポーツ感が増したデザインとなっています。今回は新型カローラツーリングをグレード別にご紹介致します。
カローラ ツーリング一新ここが凄い!
新型カローラツーリングはフルモデルチェンジという事で、スタイリング、動力性能、安全性能、快適装備と全方位で進化を遂げています。
スタイリング
和風であった先代のカローラフィールダーから、スポーツティー感のある曲線を多用したスタイリングとなっています。
フロントマスクは先代モデル末期の意匠を継いでおり、ヘッドライドやテールライトは一足先に登場した カローラスポーツのデザインを流用したデザインとなっています。
登場から大きく話題になったのは カローラ初の 3ナンバーモデルをとった事です。
全長 4,495mm
全幅 1,745mm
全高 1,460mm となり、
先代モデルと比較して
全長 +85mm
全幅 +50mm
全高 – 40mm
とワイドローとなり、スポーティーなスタイリングに仕上がっています。
多くの方が心配している車体の取り回しの問題については、日本専売モデルとしてトヨタ自動車が総力を挙げた結果、5ナンバーモデルの先代モデルと比較して
旋回半径で +100~ -200mm
駐車時の車幅で +5mm
ドアの開け幅は前回時で -6mmとなっています。
この数字を見ると、数値だけでは見えない取り回しの良さがあり、自動車の奥深さを感じます。
動力性能
プラットフォームは GA-Cで、日本の道路、交通環境に最適化された物が採用されています。
エンジンはガソリン車、ハイブリッドモデルを先代モデルの 1.5L→ 1.8Lへとアップグレードされ、動力に余裕ができた事により峠や高速道路での燃費が改善されています。
MTモデルでは、カローラスポーツの 1.2Lターボエンジンと 6速アニュアルミッションを採用しています。
そしてそれらを支える足回りにも改良されており、ブレーキは4輪ディスクブレーキとなり、リヤサスペンション形状はダブルウィッシュボーン式となり、強化されたボディ剛性と相まって高い旋回性能と快適性能を持ちます。
ボディ・エンジンの大型化、サスペンション設計の複雑化が行われたにもかかわらず、車両重量は 100kg増程に抑えられている点もポイントです。
安全性能
LEDヘッドライトを全グレードで採用した他、Toyota Safety Sence(レーンアシスト、ハイビームアシスト、歩行者・自転車・車両検知の自動ブレーキシステム付き)を装備しています。
快適装備
全車グレードでオートエアコンを装備、WxBグレードではスポーティーシートを装備、G-Xグレード以上ではおくだけ充電のオプションも備わるなど、多岐にわたって先代モデルよりも進化しています。
カローラ ツーリングのグレード別価格と装備
カローラツーリングのグレード編成は先代モデルを踏襲し、ハイブリッドモデルとガソリンエンジンモデルが用意され、それぞれ3つのグレードで構成されています。
以下に、ガソリン、ハイブリッドモデルのグレード別価格を表記します。
HYBRID モデル
WxB
2WD 2,799,500円(税込)~
E-Four 2,997,500円(税込)~
S
2WD 2,651,000円(税込)~
E-Four 2,849,000円(税込)~
G-X
2WD 2,480,500円(税込)~
E-Four 2,678,500円(税込)~
ガソリンエンジンモデル
WxB
2WD AT 1.8L CVT
2,365,000円(税込)~
2WD 6MT 1.2L TURBO
2,458,500円(税込)~
S
2WD AT 1.8L CVT
2,216,500円(税込)~
G-X
2WD AT 1.8L CVT
2,013,000円(税込)~
☆グレード別の主な主要装備
WxB
カローラツーリングの最上位グレードです。
エクステリアはダークグレーのホイールとフロントとリアにメッキパーツがあしらわれた物となっており、スポーティーさに高級感がプラスされたものとなっています。
ドアミラーはヒーター付きとなり、雨天での雨粒を早期に乾かして視界を確保します。
インテリアはブラックを基調にまとめられており、スポーティーシートが運転席と助手席に装備されており、合成皮革+レザテックという質の高い仕様となっています。(メーカーオプションでホワイトの設定も有)
メーターも専用のディスプレイが装備されており、室内空間においても他のグレードとの差別化が図られています。
S
Sグレードはカローラツーリングのミドルグレードに位置付けられているグレードです。
エクステリアはエアロパーツが装備されており、見た目からスポーティーな印象を受けます。
インテリアはブラックを基調にまとめられており、落ち着きとスポーツ感のある仕様となっています。
シートは WxBのスポーツシートとは異なりますが、標準のシートよりもホールド性の高いものとなっています。
尚、Sグレード以上では Toyota Safety Sence連動のブレーキアシスト付きクリアランスソナーとバックガイドモニターが装備されています。
さらに、オプションで標準装備の 7インチのカーナビゲーションシステムから 9インチへアップグレードが可能です。
ですが、W×Bとの価格差(約 15万円)を考えると少々コストパフォーマンスの面では不利なモデルと言えます。
G-X
カローラツーリングのエントリーグレードモデルです。
エントリーグレードモデルと言ってもエアロパーツの装備やフロントLEDヘッドライトなど、充実した装備となっています。
インテリアはややプラスチックが目立つ質素な物となっていますが、7インチのカーナビゲーションシステムを標準で装備( 9インチへのアップグレードは不可、バックモニター、クリアランスソナーは未装着 )しています、ので廉価モデルのような不便さはありません。
最上位グレードの W×Bよりも 30万円程度安い価格で買えるメリットは大きいので、他車種や予算で車を検討している方にもオススメできるグレードです。
カローラ ツーリングのエクステリア・インテリア
WxBグレードモデルを対象にご紹介致します。
エクステリア
ボディサイズがワイドローとなった事でスポーティー感の増したスタイリングとなっています。
高級感もあり、その見た目はアベンシスワゴンを思わせる程に質の高い物となっています。
フロント、リアはカローラスポーツと似たデザインとなっており、グレードを問わず、カローラツーリングという車がスポーティー感のあるフォルムとなっています。
インテリア
インテリアは落ち着きのあるブラックを基調にインパネが張り出した、エッジの効いたデザインとなっており、エクステリアとの繋がりを意識したものとなっています。
インパネの上部はフラットな作りとなっており、Aピラーとドアミラー位置の最適化により良好な視界と安全確認を可能としています。
さらにハンドルはチルト&テレスコを全グレードで装備し、適切なドライビングポジションをとる事が可能となっています。
新型カローラツーリングが一新、ここが凄い!グレード別の最新情報!のまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
新しくなったカローラツーリングは全方位で進化を遂げている完成度の高い車であるなというのが第一印象です。
グレード編成も分かりやすく、価格も車両本体価格はやや高めと感じますが、装備の内容から考えると非常にお得なバーゲンプライスだと思いました。
筆者オススメのグレードは W×Bグレードです。
ミドルグレードの Sとの価格差があまりなく、多くの豪華装備を装備しているので、新しいカローラツーリングを 120%味わう為にも是非選びたいグレードであると感じました。
皆さんの生活スタイルにあった一台を選んでいただければ幸いです。
それでは皆さん良いカーライフを!
アイキャッチ画像 https://toyota.jp/corollatouring
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