今や車にとって当たり前になりつつあるドライブレコーダー。純正オプションとしても用意され、装着率が年々増えています。万が一の時はもちろんの事、ドライブ風景を記録できるアクセサリーとしても注目の集まっているドライブレコーダーの選び方とオススメをご紹介致します。
ドライブレコーダーの選び方のポイント
ドライブレコーダーの普及率が進むと共に各社から様々な機能を持った商品が登場しています。
そこで今回は選び方のポイントを以下の 3点に絞って解説致します。
① 求める機能
ポイント①は皆さんがドライブレコーダーとして求めている機能です。
近年のモデルではある程度の機能は既に標準搭載されている機能が多く、基本的な機能(事故・衝撃時の録画)は標準で装備されています。
特筆すべき機能としては、以下の機能が挙げられます。
Ⅰ.駐車時の録画機能
愛車の駐車時の録画機能の有無です。
当て逃げ対策として有効です。
録画の機能に各メーカーとも大きな差はありませんが、バッテリーが内蔵式のものと車両のバッテリーから給電する方式に分かれています。
内臓式は構造故に本体が大きくなる傾向にありますが、車両バッテリーに負担を掛けない為、旧車などの電力に不安のある車にも使用できます。
給電式は車両バッテリーを使う為本体もスリムですが、取り付けの難易度があがります。
気になるバッテリー上がりに関しては、バッテリーの容量を監視し、少なくなったら自動で録画を停止する機能がついているものもあるので安心して使用できます。
Ⅱ.4K画質対応(高画質)
今話題の 4Kに対応するドライブレコーダーも増えてきました。
最近では各社のフラッグシップモデル〜ハイミドルモデルが 4Kに対応している事が多いです。
また、ドライブレコーダーを選ぶ上で欠かせないのは画質だけでなく、高フレームレート対応です。
一般には 1秒間に 30枚の画像を繋いでいますが、高フレームレート対応で 60fpsレベルになると滑らかで動きに強い映像を撮る事が可能です。
Ⅲ.前後、360°、720°録画
社会問題と化している煽り運転や車上荒らしに対応するモデルです。
録画できる箇所が多い事から安心感は高まりますが、値段も自動的に高くなる傾向にあります。
Ⅳ.スマートフォン連携機能
録画データ閲覧や、本体の各種設定等がスマートフォンで行える機能です。
その多くは WiFiを使用している為、本体のファームウェア更新などのアップデートも手持ちのスマートフォンでできるのでより自由度の高い物となっています。
Ⅵ.運転支援機能
ドライブレコーダーは前方(あるいは後方)の映像を対象を絞ってピントを合わせる為、その技術の応用として運転支援機能がついたモデルも登場しています。
自動ブレーキなどの車両の制御を行うものはありませんが、車線逸脱機能や前方発進お知らせ機能などの簡易な支援機能が可能です。
② デザイン
ポイント②はデザインです。
車両購入時にメーカーやディーラーオプションで装着するタイプ以外では本体はディスプレイやスイッチ類を持つ為、外からは勿論の事操作性という意味でも重要なポイントです。
大抵はバックミラー前方に取り付けるスタイルとなっているので、愛車のスペースには確認が必要です。
因みに車検の基準では「フロントガラスの上の縁から 20%以内の範囲」とあります。
一見簡単なように見えますが、車両側の運転支援機能と干渉したり、電波障害による地デジの受信不良などがある為、事前にリサーチする事をお勧めします。
③ 予算
なんと言ってもやはりここは欠かせませんよね。
近年のモデルだとエントリーグレードで〜1万円台、ミドルクラスで 2万〜3万円代、ハイグレードでそれ以上という区分けとなっています。
前後録画などはカメラが増える為、前方録画モデルより 1.5〜 2倍程度と考えるのが無難です。
ドライブレコーダー 3のタイプのメリットとデメリット
ドライブレコーダーの映像の録画は従来の前方録画から様々なモデルが登場しています。
今回は以下の 3つのタイプをご紹介致します。
・前方カメラのみ
1番スタンダートなモデル、発売初期からのラインアップされている為、様々なメーカーから発売されています。
取り付けも比較的簡単なのも特徴です。
エントリーグレードから高機能なハイグレードまでを網羅しているので、まず選ぶなら前方カメラモデルを選ぶと良いでしょう。
・前後カメラ
社会問題にもなった煽り運転対策として人気の高まっているモデルです。
カメラが前後に分かれている為、配線や取り付けの難易度はありますが、安心感はありますね。
ネックとしては価格がやや高いのと、ナビ連動式でないとユニットが大きくなる為、車によっては後方視界の妨げになる可能性があるという所でしょうか。
・360度カメラ
特殊なレンズユニットによって 360°をカバーするカメラです。
スペース的にはフロント前方カメラと同等となる為、省スペースなのも特徴で、近年では全天球( 720°)モデルも登場しています。
ドライブレコーダーの人気メーカーは
国内の人気ドライブレコーダーをご紹介いたします。
① ケンウッド
国内の有名アクセサリーメーカーで比較的早くドライブレコーダーに力を入れていたメーカーです。
エントリーグレードから幅広くリリースしており、閲覧ソフトも含めて非常に使いやすいのが特徴です。
自社の彩速ナビとの連携機能を持つモデルも登場しています。
② コムテック
レーダー探知機で有名なメーカーで、動きに強いドライブレコーダーを多くリリースしています。
(superGTレースのオンボードとしても採用されていた)
主にミドルグレードに注力しており、性能と価格のバランスが良いメーカーです。
③ ユピテル
コムテック同様、レーダー探知機で有名なメーカーで、360°、720°カメラモデルを業界にいち早くリリースしたメーカーです。
ミドル〜ハイグレードのラインアップに強みを持ちます。
④パイオニア
国内の有名アクセサリーメーカーです。
純正ナビも手がけるメーカーで、ドライブレコーダーもエントリーグレードから幅広く登場させています。
自社の彩速ナビとの連携機能を持つモデルも登場しています。
2020年ドライブレコーダーのおすすめ人気ランキング
エントリーグレードからハイグレードまでのお勧めモデルをご紹介致します。
エントリーモデル(〜1.5万円)
・DRV-340(ケンウッド)
エントリーモデルで迷ったらこれです。必要機能は大体そろっています。
内臓バッテリーで駐車監視があるのもポイントです。
・HDR-203G(コムテック)
エントリーモデルでありながらも動きに強いのがこのモデルの特徴です。
ドライブレコーダーを普段のドライブやサーキットでの記録に使えるのがグッドです。
・VREC-DZ300(パイオニア)
台座を廃止する事で取り付けスペースがコンパクトになるのが特徴です。
大容量バッテリーにより長い駐車監視ができるのもポイントです。
ハイグレード(2万円〜)
・DRV-MR745(ケンウッド)
ケンウッドの前後カメラモデルです。
品質に磨きをかけたモデルで、機能も優秀で、F値 1.8>レンズにより、夜間でも鮮明な映像が撮れます。
・ZDR-026(コムテック)
前後カメラ搭載モデルです。
画素数も高く、前後の映像を鮮明に撮りたい人にオススメです。
・HDR360GW(コムテック)
コムテックのハイグレードモデルで、360°カメラに加え、後方カメラを備えた隙の無いモデルです。
・marumie-Q20(ユピテル)
360°カメラ搭載モデルです。ドラレコとしての機能も優秀です。
やや特徴のあるモデルですが、これ 一台で 360°見渡せるメリットは大きいです。
・marumie Q-01(ユピテル)
720°カメラ搭載モデルです。
業界唯一の全天球カメラ搭載なので、全方位をコンパクトに撮りたい人にお勧めです。
・VREC-DS500DC(パイオニア)
前後カメラモデルです。
最大の特徴は制御ユニットと前後カメラがそれぞれ独立している点です。
独立したカメラユニットは非常にコンパクトで、取り付け場所を選ばないのが特徴です。
ドライブレコーダーの選び方と 2020年人気のおすすめをご紹介のまとめ
今回の紹介はいかがでしたでしょうか。
ドライブレコーダーは後付けがメインとなっている今が最盛期と言っても良いくらい、各社から良質なモデルが続々と登場しています。
皆さんにあったベストなモデルを選べるといいですね。
皆さんの参考になれば幸いです。
それでは楽しいカーライフを!
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