トヨタの新しい高級ミニバンとして今年 10月に発表したトヨタ・グランエース。サイズはもとより装備面でもアルファードを超えると言われているこの究極な一台の公開情報をまとめました。
トヨタ新型グランエースはどんな車?
グランエースの元となっている シャシーは ハイエースを元に作られており、海外では グランビアという車名で販売されています。
ハイエースから内外装を VIP仕様に大きく リファインされており、ハイエースの持つ走行性能・堅牢性の高さに内装は アルファードをも超える究極のおもてなし空間が広がっています。
グランビアというと過去には日本でも販売されていた ミニバンで、アルファードの原型とも言える トヨタの Lクラスミニバンで、人気がありました。
グランエースは来るべき 2020年のオリンピックや国内での複数人の VIP送迎に大いに活躍が期待されています。
道路整備の追いついていない東南アジアでは未舗装路が多く、車体にかかる負担が大きい為、通常モデルのミニバンなどでは長く走るとボディやシャーシに亀裂や歪みが入り、走行不能になるという問題がありました。
ハイエースは元々海外(特に東南アジア)では耐久性の高さと広い室内空間から人気の高い車で、豪華モデルを独自に発展させてきた経緯があります。
初めはカスタムメーカーが車体をキャンピングカーのように独自に改造を施し、人気のVIP送迎者としての人気がありました。
その後、タイのト ヨタで ベンチュリーという高級 VIP仕様が公式 モデルとして ラインアップされ、日本でも話題となり日本でも ハイエースの豪華 モデルをという声が根強くあったという経緯があります。
トヨタ新型グランエースの価格と国内発売日はいつ?
新型グランエースはトヨタ公式アナウンスによると 2019年年内には販売するとの事。
おそらく、東京モーターショーで国内モデルのお披露目を終えた後に注文受付を始めると言った流れになりそうです。
価格に関しては未発表です。
参考情報までに、海外ではグランエースは 500〜 700万円の価格帯で販売されています。
日本仕様は海外仕様から更に リファインされた モデルである事から、価格は海外仕様 +αで販売される事が予想されています。
トヨタ新型グランエースの外装と内装は?
新型グランエースは迫力のある外装と贅沢なおもてなし空間を持つ究極の一台となっています。
外装
フロントはつり目のヘッドライトと繋がって、迫力のあるメッキ仕上げの大型グリルが目を引く物となっています。
グリルは大型ですが、デザインはやんちゃな ベルファイア、ちょい悪な アルファードとは一味違う、上品な仕上がりとなっています。
サイドは フロントから リアにかけて プレスラインが入っており、フェンダーはやや張り出して、車両の堅牢さを アピールしています。
組み合わされる タイヤ・ホイールサイズは 235/60R17で、大容量のエアボリュームで車体を支えます。
リアは フロントと対になっている メッキ仕上げの ガーニッシュが アクセントとなり、
テールランプの デザインはどこか グランビアを思わせる ノスタルジックな デザインとなっています。
ボディサイズは 5,300×1,970×1,990mm( 全長×全幅×全高 )で、ホイールベースは 3,210mm。
通常のミニバンなどと比較してもど迫力のボディサイズとなっていますが、FRパッケージにより タイヤ切れ角は 45°となっており、旋回半径は 5.6mを実現しています。
( FFの アルファードは 5.8m) 車体の作り込みも ハイエース譲りで、ラダー状にデザインされた ベースシャシーと環状骨格構造の モノコックボディを採用し、非常に高い堅牢性を誇ります。
内装
フロント、及び コックピットは ハイエースから大きく一新され、アルファードに近い豪華な仕様となっています。
エアコンの吹き出し口などはやや商用車っぽさが残りますが、木目パネルと クロームシルバーの フレームで高級感のある仕上がりです。
この辺りはショーファードリブン故の作りと言えます。
ショーファードリブン(chauffeur-driven)とは、企業のオーナーや政府の要人といったVIPを乗せ、専門の運転手がドライブするという高級車。
リアシート リアはグレードにより作りが大きく異なり、4列の 8人乗りと 3列 6人乗りを リリース予定です。
☆ 4列 8人乗り リアシートは 3列となり、リア 1列目には パワーシート、シートヒーター、オットマンが装備された キャプテンシートが装備されています。
リア 2列目は独立シートとなっており、3列目への ウォークスルーが可能となっています。
リア 3列目は ベンチシート仕様です。
リアが 3列という レイアウトでも窮屈な感じは全くなく、キャプテンシートだけで無く通常の シートでも 十分快適との事です。
☆ 3列 6人乗り リアシートは 2列で独立した 4席の キャプテンシートが装備されます。
キャプテンシートは パワーシートとなり、シートヒーター、オットマンが装備されています。
日本仕様の特別装備として各席の天井面に バニティミラーが装備されています。
静粛性はディーゼルと言われなければわからない程で、アルファード以上の静粛性があるとも噂されています。
加えて日本の道路環境に合わせた足回りの調整により乗り心地も快適との事です。
トヨタ新型グランエースのエンジンとスペックは?
新型グランエースの エンジンは ハイエースと同型の 2.8Lディーゼルターボエンジンで 6速 ATが組み合わされます。
同型と言えど、グランエース用にチューニングされた物となっており、ハイエースよりも出力で 25ps、トルクで 15N・m 強力な最高出力 176ps、トルク 45N・mとなっています。
気になる燃費の方ですが、これは内装の装備のグレード( 重量差 )によりますが海外モデルのグランビアを参考に 8〜 10km/Lと予想されています。
トヨタ新型グランエースの安全装備は?
夜間走行時にも障害物・歩行者の検出にも対応した改良型のトヨタセーフティーセンスを搭載します。
車両の全長が長い事から バックミラーは カメラとなり、常に車両後方の情報を ミラーに表示します。
車両が大きいだけに装備される物も グランエースならではの物となっていますが、しっかりと用意されているので安心できますね。
ひとつ気になるのは エアバッグ。
ハイエースには サイドエアバッグ及び カーテンエアバッグの設定が無い状態ですが、後席に重きを置く グランエースの場合は後席乗員の安全確保は重要な ポイントとなる事から装備する事を期待しています。
トヨタ新型グランエース最新情報!東京モーターショー2019国内発売日は?まとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
キャプテンシートは是非一度座ってみたいですね。
新型 グランエースは トヨタの ミニバンの フラッグシップとも言える仕様で、車体造りも非常に極められた一台となっています。
東京モーターショーではトヨタ車体のブースで公開との事ですので、ど迫力のボディとくつろぎの空間を生で見てみるのも楽しいですね。
アイキャッチ画像 https://www.toyota.co
※ 11月25日発表、待望の『グランエース』!!
12月16日より国内販売。
公開情報の結果は如何でしたか!?