国産電気自動車としてユーザーから高い支持を得ている日産リーフ。大容量バッテリーモデルである e+ もラインアップされ、グレードが充実された日産リーフ。今回はそんなリーフの性能と価格についてご紹介いたします。さらに気になる補助金についても解説致します。
日産リーフはどんな車?性能や航続距離は?
電気自動車として誕生した日産リーフの歩みと、性能・航続距離についてをご紹介致します。
旧モデルからの歩み
日産リーフの初登場は 2010年で、日産の電気自動車(以下 EV)として発売されました。
2008年頃から EVユニットを日産キューブとティーダで実験していた事もあってから、ボディは 5ドアハッチバックという使いやすさと走行性能をある程度両立させるパッケージとなっています。
この時の航続距離は前期モデルでは実距離で 130Km程と言われていましたが、モデル末期には 180Km程まで航続距離が伸びた(カタログ値 228Km)他、ラゲッジスペースも 330L→370Lへ拡大するなど着々と進化していきました。
当時はガソリン価格が今よりも高騰していた(レギュラー 150円/L)時期もあり、深夜電力で走行できるリーフは通勤やちょい乗りがメインのユーザーの他、各自治体や企業にも積極的に採用されていきました。
販売台数は日本、アメリカ、ヨーロッパを中心に 20万台を達成しており、当時の EVとして十分に成功を納めた一台であると言えます。
現行モデルの性能と航続距離
現行モデルとなる新型は 2017年から発売され、モーターを中心に性能が大幅に強化されました。
航続距離は標準モデルでコンスタントに 200Km(カタログ値:322Km)を上回る実用性を手に入れ、質感の高まった内装と共に人気を博しています。
プロパイロットを始めとする先進の運転支援機能も積極的に取り入れ、日産の中でもハイクラスの性能を持っています。
2019年からは大容量バッテリーモデルである e+がラインアップされ、航続距離はカタログ値 458Kmで実距離 350Kmをコンスタントに記録するなど長距離ドライブでもこれまでのように容量を気にせず走れる仕様となっています。
更に e+ではモーター出力も強化されており、スポーツカー顔負けの加速性能を有しています。
販売も堅調で世界各国で先代モデルよりも高い人気を得ています。
日産リーフをグレード別紹介!
日産リーフのグレードを装備と特徴、大容量バッテリーモデルの e+の設定の有無についてもご紹介致します。
① S 40kwh/ e+ 設定なし
最もスタンダートな Sですが、LEDヘッドライドやドアミラーヒーター、UVカットガラス等の充実した装備を標準装備しています。
内装では、高級装備でもあるシートヒーターを装備しています。
安全装備に関してはエマージェンシーブレーキや車線逸脱装置、インテリジェントクルーズコントロール、ハイビームアシスト、ヒルスタートアシスト、フロント&バックソナー、踏み間違い衝突防止アシストが装備されています。
これらの安全装備はプロパイロットを標準装備する最上級グレードの XVセレクション、G以外のグレードとは共用となっている事から、エントリーグレードでありながらも手厚い安全装備が装備されている点は非常に有り難いグレードと言えます。
② 40kwh/ e+ 設定有 60kwh
Xグレードからは 9インチワイドディスプレイのカーナビゲーションシステム、ETC、バックモニターといった定番のオプションが標準装備されます。
外装では 16インチアルミホイール、内装ではヒーター機能付きの本革ステアリング、USBソケットが装備されており、これらの装備を後付けすることを考えると非常にお得なモデルとなっています。
カーナビゲーションシステムの機能で充電スポットを検索できる点やスマートフォンと連動できるのは便利です。
★ Vセレクション
快適なドライブをサポートするプロパイロットに、インテリジェントルームミラー、アラウンドビューモニター、電動パーキングブレーキがセットになったモデルです。エクステリアでは 17インチホイールも標準装備する売れ筋モデルです。
③ G 40kwh/ e+ 設定有 60kwh
通常モデルの最上級グレードになります。
雨天時や降雪時に素早くミラーを乾かすヒーテッドドアミラーと、様々な駐車シーンでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、さらにパーキングブレーキまで 3ステップの操作だけで駐車完了するプロパイロットパーキングを標準装備しています。
尚、60kwh e+モデルはシートが本革となり、高級感のある内装に仕上がっています。
④ AUTECH 40kwh/ e+ 設定有 60kwh
AUTECHグレードは Xをベースグレードにブルーを基調とした専用の内装パーツとメタル調のエアロパーツを装備したグレードです。
非常に質感の高い仕上がりとなっており、大人のスポーツグレードとなっています。
ベースグレードの Xとは 30万強となっていますが、内外装をトータルコディネートしている為、後から自分であれこれ取り付けるよりも遥かにクオリティ、コストパフォーマンス共に高いのが特徴です。
⑤ NISMO 40kwh/ e+ 設定なし
NISMOグレードはレースで培われた技術が注ぎ込まれたスポーツモデルとなっています。
エアロダイナミクスを追求した専用エアロパーツ、走りを楽しむ為に NISMOによって調律されたブレーキ&サスペンションを装備しています。
内装ではレッドを基調に各スイッチ類やインテリアパネルが改造されており、ドライバーをやる気にさせてくれます。
他の装備は Xグレード相当となっており、快適性も問題ありません。
電気自動車というと燃費や航続距離といったことが焦点に置かれていますが、新型リーフはその先の 一歩として走る楽しさを追求したモデルと言えます。
日産リーフの価格と補助金
日産リーフの価格と補助金をグレード別にご紹介致します。
日産リーフは国の定める CEV補助金がグレード、バッテリー容量にかかわらず 42万円が支給されます。
以下がグレード別の価格一覧です。(※は CEV補助金 42万円を差し引いた金額)この CEV補助金の他、各自治体で独自の補助金制度のある地域にお住まいの方は更にお得な価格で購入する事ができます。
40kwhモデル(航続距離WLTCモード:322Km)
S(税込)
332万6,400円、※290万6,400円
X(税込)
381万9,200円、※339万9,200円
X Vセレクション(税込)
405万6,800円、※363万6,800円
G(税込)
418万9,900円、※376万9,900円
NISMO (税込)
429万4,400円、※387万44,00円
AUTECH(税込)
409万4,200円、※367万4,200円
60kwhモデル(航続距離WLTCモード:458Km)
e+ X(税込)
441万1,000円、※399万1,000円
e+ G(税込)
499万8,400円、※457万8,400円
e+ AUTECH(税込)
468万6,000円、※426万6,000円
日産リーフ電気自動車の性能は?気になる補助金と価格もご紹介!まとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。日産リーフは旧モデルから着実に進化しており、通常のガソリン車から違和感なく乗り換えられる一台であると思いました。
グレードも充実しており、皆さんの好みやライフスタイルに合わせたモデルを選べるというのも非常に大きな魅力であると感じました。
この価格帯でバッテリー容量だけでなく、装備内容も幅広く選べるのは世界中探してもリーフくらいでしょう。
皆さんの車選びの参考になれば幸いです。
それでは楽しいカーライフを!
アイキャッチ画像 https://www3.nissan.co.jp/