新型トヨタMIRAI(ミライ)発売!トヨタの燃料自動車であるミライがフルモデルチェンジを果たしました。先代モデルと大きく変わったトヨタ・ミライ。様々な面において大きて大きく進化した性能と水素自動車や関わるライフラインについてもご紹介致します。
トヨタ・MIRAI(ミライ)ってどんな車?
今回ご紹介する新型トヨタ・MIRAI(以下ミライ)は 2代目となり、先代モデルは 2014年に発売されました。
先代モデルはプリウスをベースとしたエクステリアとインテリアを持っていました。
約 3分の水素充填で、航続距離は約 600Km(WLTCモード相当)、ガソリンエンジンやハイブリッドカーと変わらない使用が可能でした。
そして先代ミライでは当時、最先端の運転支援機能を搭載した他、今では当たり前になりつつある大画面ディスプレイを搭載し、まさに車名の通りである“未来”を感じさせる一台でありました。
そして、ミライ最大の特徴は水素使い、大気中の酸素を利用して発電する水素燃料自動車であるという事です。
水素は製造コストが高く、環境負荷も現時点では電気を充電して走る電気自動車や化石燃料を使用する(ガソリン・ディーゼル)よりも高いです。
ですが、日本政府は海外の化石燃料に頼らずに国内設備で供給可能な水素社会の実現を積極的に後押ししており、水素ステーションの研究開発費や整備補助を継続的に行い、今後のコスト・環境負荷の軽減が見込まれてます。
トヨタ・MIRAI(ミライ)のエクステリア
新型トヨタ・ミライのエクステリアは駆動方式にFR(後輪駆動)を採用した事で、前方に向かって大胆に織り込まれたFRならではのスポーティーかつ躍動感のあるスタイルとなっています。
ボディサイズは全長4,975mm ×全幅1,885mm ×全高1,470mmと 20インチホイールを装備し、高級サルーンに勝るとも劣らないエレガントなスタイルとなっています。
新型ミライでは、シャシーにレクサスLSにも採用されている GA-Lプラットフォームを採用する他、モーターとバッテリーを後方に設置する事で前後重量配分 50:50と低重心化を実現しています。
水素により発電した電気でモーターによりトルクフルに加速するフィールと異次元の静粛性により気持ちいい走行フィールを味わう事が可能です。
トヨタ・MIRAI(ミライ)のインテリア
センターディスプレイとメーターがドライバーを包み込み「集中」と「開放」というテーマのもと、ドライバーとパッセンジャー、それぞれの心地よさを追求したインテリアとなっています。
ドライバーはカラーメーターにより車両情報や運転支援機能の確認をできる他、Zグレードではカラーヘッドアップディスプレイも装備し、より高い視認性を持っています。
後席の快適性を高めたエグゼクティブパッケージでは空調やオーディオデバイスを手元でタッチ操作可能なコントロールパネルや静粛性を高める吸音ファブリックを内装の各所に使用され静粛性が高められています。
トヨタ・MIRAI(ミライ)の先進装備
先代モデルのミライと同じく、新型ミライには先進技術が装備されています。
今回ご紹介する最先端の技術としてマイナスエミッションを可能とする空気清浄システムを装備しています。
水素燃料自動車であるミライはタンクに水素を充填し、車外の空気を取り込み、その中の酸素の一部を燃料である水素と反応させる事で電気を生み出しています。
電気を生み出した後は反応の際に発生する水と使い切れない空気を排出しますが、その際に新開発された触媒を使用する事で取り込んだ以上にクリーンな空気を排出します。
(PM2.5レベルの細かい粒子も捕える)排出する水に関してはある程度車体に貯める事が可能で、ウォーターリリーススイッチによってドライバーが任意で操作が可能となっています。
この機能は空気中の酸素を利用する水素燃料自動車ならではの機能で、走りながら空気を綺麗にするというこれまでの空気を汚してきた自動車とは 一線を画す機能です。
トヨタMIRAI(ミライ)の納期と価格、そして気になる補助金は?
トヨタミライのグレード別税込み価格をご紹介致します。
納期は好調な発注により 3ヶ月~となっています。
G
7,100,000円(税込)~
トヨタミライのベースグレードです。
ベースグレードですが、基本装備に加え多数の先進機能を備えているコストパフォーマンスの高いグレードです。
豪華装備面では上級グレードに劣りますが、軽量な車体により Zグレードよりも長い航続距離 850Km(Zグレードは750Km)を誇ります。
G” A package
7,350,000円(税込)~
Gグレードをベースにパーキングサポートにパノラマモニター、シートベンチレーションを装備した
G” Executive Package
7,550,000円(税込)~
A packageの装備に加えて、後席でオーディオやエアコン操作ができるコンソールパネル、後席のシートベンチレーション等を備えた後席へのおもてなし装備を備えたグレードです。
Z
7,900,000円(税込)~
カタログモデルにもなっている 20インチホイールに、2眼タイプの LEDヘッドライト、カラーヘッドアップディスプレイを装備する他、シートが Gグレードの合成皮革から本革シートへグレードアップされています。
更にスピーカーシステムが 14スピーカーとなる JBLプレミアムサラウンドシステムが標準装備となります。
レクサスに勝るとも劣らない静粛性を持つミライではオーディオのグレードアップは想像以上の恩恵があり、車内を快適かつリラックスできる空間となります。
Z” Executive Package
8,05,000円(税込)~
Zグレードをベースに後席へのおもてなし装備を持つミライの最上位グレードです。
サンルーフをメーカーオプションを選択可能で(Zグレードも選択可)、高級サルーンとしての顔を持つ一台となっています。
補助金で高級車・ミライが手の届く物に!
気になる補助金ですが、政府からの補助金が約 140万円(グレードにより微増減)あり、更に皆さんのお住まいの地域自治体の補助金が加算される為、車両価格はベースグレードでおおよそ 400万円台となり、手の届く価格となるのも魅力です。
水素ステーション情報
水素燃料自動車としてチェックしておきたい水素ステーション情報をお伝えします。
現在、水素ステーションは都内を中心に全国 133か所に設置されています。
ミライの販売台数や規制緩和を踏まえて今後もステーションは拡大していきます。
詳しい場所は公式 HPにてご確認ください。
https://toyota.jp/mirai/station/
気になる価格ですが、現在は 1,000~ 1,100円税抜/kgでタンクへは 4~5kg充填可能(温度や環境により充填量は変化)な為、満タンの価格は約 5,000円でガソリン代と変わらないコストとなっています。
充填時間は 3分~となっており、長い充電時間を必要とする電気自動車に対してのアドバンテージとなります。
設備の改良と法改正により更なる高速充填も可能となる為、今後の進化にも期待です。
新型トヨタMIRAI発売!究極のエコカー性能と装備はどう進化した?まとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
新型トヨタ・ミライは先進の装備に加えてマイナスエミッションを可能とした水素燃料自動車ならではの機能も備えたまさに未来を感じる 一台であると感じました。
特に筆者としての嬉しいポイントはミライが新世代の水素燃料自動車という顔だけでなく、パワフルなモーターとFRという駆動方式と高いシャシーバランスを持つ走りが自慢のセダンとなっているところです。
環境や燃費といった事が重視される現代においてミライのような車が走りの楽しさを削ぎ落す事無く発売された事には大きな意味があると思いました。
トヨタには更に水素燃料自動車(FCV)として発売されると噂されている車種もある為、今後のラインアップにも注目です。
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
それでは楽しいカーライフを!
アイキャッチ画像 https://toyota.jp/mirai/