![スバルWRX STIの歴代の限定車をご紹介!](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/1e3cce31c496d7dc7351a7be0824b6ac.jpg)
先月東京モーターショーでスバルWRX STIの限定車 EJ20 final editionが抽選販売されました。今回は 12月を持って販売を終了するスバルWRX STIを記念して歴代の限定モデルを一挙にご紹介致します。
スバルWRX STIの特別仕様車の種類は?
2014年から販売が開始されたスバルWRX STIには限定モデルが全 4種 +1台あります。
・ 2015年 S207 限定 400台
・ 2017年 S208 限定 450台
・ 2018年 TYPE RA-R 限定 500台
・ 2019年 EJ20 final edition 限定 555台
☆ 2018年 TC380 限定 50台 (富士スバル)
どのモデルも販売後即完売してしまう程の人気で、未だに中古車市場を狙っている方も多いのではないでしょうか。
今回は各モデルを項目毎にご紹介致します。
S207 400台限定
2015年 10月 29日受注開始
記念すべき初の WRX STIの限定モデルは限定 400台で発売された S207です。
S207の限定 400台のうち 200台は NBR CHALLENGE PACKAGE、もう 100台は NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOWEDITIONとなっています。
・ S207標準モデル 限定 100台 599万4,000円
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/06-300x200.jpg)
全ての S207の基準となるモデルです。
エンジンはバランス取りが行われ、専用エアクリーナーとマフラーによる吸排気抵抗の低減と専用 ECUによりスペックは標準モデルよりもハイパワーな最高出力 328PS/7200rpm、最大トルク 44.0kgm/3200-4800rpmを発生するEJ20型水平対向 4気筒 DOHC 2.0リッターターボエンジンを搭載しています。
サスペンションは国産車で初となるビルシュタイン製の可変減衰力が可能な DampMaticⅡの採用と各部補強メンバーの追加により、約 10%のハンドリングのレスポンスアップを果たし、操縦安定性と乗り心地の両立が図られています。
ブレーキはフロント 6ポッド、リア 4ポッドの ブレンボ製ブレーキキャリパーと ドリルドローターを装備し、組み合わされる 19インチ BBS製ホイールと 255/35r19サイズのタイヤと共にグリップと安定した制動を獲得しています。
ブレーキの装備は D型 WRX STIより標準搭載となり、ライムグリーンのカラーと共に話題になった事が記憶に新しいです。
エアロパーツは空力の改善を目標として フロント、サイド、リアの フルエアロが奢られています。
インテリアは フロントに レカロシートが用意され、室内は STIの イメージカラーである レッドが所々にあしらわれた モデルとなっています。
・ NBR CHALLENGE PACKAGE限定 200台 631万 8,000円
標準モデルの S207にニュルブルク 24時間耐久レース優勝を祝して発売されたモデルです。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/2015-s207-4-300x188.jpg)
エクステリアでは ドライカーボン製のリアウィング、ダークグレーに塗装された専用アルミホイールと エンブレムが装備されています。
インテリアでは ウルトラスウェードの ステアリングと ダークレッドの シートベルトに アップグレードされています。STI初の 600万円越えとなった本仕様は非常に魅力の詰まったモデルとなっています。
WRX STIの限定モデルを紐解くにあたり、この S207の装備が基準となっていきます。
ある意味、この S207を手にした オーナーは最終型まで常に トップクラスの性能を有している為非常に コストパフォーマンスの高い モデルであると言えます。
・NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION限定 100台 637万 2,000円
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/2015-s207-2-300x188.jpg)
NBR CHALLENGE PACKAGEが サンライズイエローに塗装されたモデルです。
装備は NBR CHALLENGE PACKAGEと同等です。
S208 限定450台
2017年 10月 25日受注開始
限定 450台のうち 350台は NBR CHALLENGE PACKAGEとなります。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/wrx-sti-s208-03-300x169.jpg)
・S208標準モデル 限定 100台 626万4,000円
S207を更に熟成させたホットモデルで、追加装備も多く搭載されています。
機能面ではシフトフィールを向上させるバランスドクラッチカバー&フライホイール、高温時の冷却に 一役買う インタークーラーウォッシャースプレーが装備されています。
エクステリアでは標準モデルにも ドライカーボンリップスポイラーが搭載され、より プレミア感の高い スタイリングとなっています。
インテリアでは S207では NBR CHALLENGE PACKAGEでの専用装備であった ウルトラスウェードステアリングとなり、フロアカーペットも標準装備となっています。
また、ベース車両が S207の B型から D型となり ASP(アドバンスセイフティーパッケージ)を標準装備しています。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/c98a4d339ffe04352968f72a10d3898f.jpg)
スペック上では S207から最高出力が 1psの向上に留まっていますが、各部の熟成によりその乗り味は BMWの M sportsを上回るとも言われる程に完成された物となっています。
・NBR CHALLENGE PACKAGE
ドライカーボンリップ仕様 6,890,400円
ドライカーボンスポイラー仕様 7,106,400円
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/wrx-sti-s208-02-300x169.jpg)
S208の標準モデルから S207同様に NBR CHALLENGE PACKAGEの専用装備で固められた モデルです。
専用カラーに クールグレイカーキが選択可能で、プレミア感が高められています。
S208からの本モデルはドライカーボンルーフを装備し、軽量化と重量マスの集中に寄与しています。
さらに ドライカーボンルーフの装備に際しては車両の挙動が標準モデルと異なる為、足回りの仕様も NBR CHALLENGE PACKAGE専用の味付けとなっています。
エンジンルームと インテリアには専用の ロゴプレートを装備し、オーナーの所有欲を満たしてくれる 一台となっています。
ドライカーボンスポイラーは S207のモデルから翼端板の形状が最適化され、より優れた空力を発揮しています。
S208は限定モデルの中で、価格もさることながら最も完成度の高い モデルと言っても過言ではない究極の 一台と言えます。
TYPE RA-R 限定500台
2018年 7月 19日受注開始 462万 8,000円〜
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/1_image1-300x215.jpg)
STI創立 30周年を祝して発売されたモデルです。
S208が買えなかった ユーザーと 600万円越えだった特別モデルを リーズナブルな価格とし、幅広い人に味わって貰いたいという思いが込められた一台です。
RA-Rは軽量化が メインテーマとなっており、内装も随所に軽量化がなされており、スパルタンな仕上がりで軽量スポーツシート、リアは ファブリックシートを採用、エクステリアでは カーボンドアミラー、18インチホイールの採用、リアフォグランプ、リアワイパー、ヘッドライトウォッシャー等の廃止、により S208よりも約 30kg、ベースとなった STI typeSよりも 10kgの軽量化に成功しています。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/2_image1-300x201.jpg)
組み合わされるエンジンは S208と同様の バランスドエンジンで最高出力は 329psをマークし、軽量化された車体との組み合わせで PWRは 4.498kg/ps( S208は 4.589kg/ps)となり、ハンドリングと加速の鋭さは STIシリーズでも屈指の仕上がりとなっています。
EJ20 final edition 限定 555台
2019年 10月 24日〜 11月 11日( 申込期間 ) 411万 1,000円〜
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/keyvisual-300x126.jpg)
VA型 WRX STIと EJ20エンジンの生産終了を記念して発売されたモデルです。
そのフォルムや色彩からも初代の 22B STIを思わせる風貌です。
バランスドエンジンと フライホイール・クラッチを装備し、最高出力は標準モデルと変わりない 308psとなっていますが、吹け上がりの鋭さと 8000rpmまでストレスなく回る エンジンフィーリングは絶品です。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/parts_1_img-300x169.jpg)
エクステリアは専用の BBS製 19インチホイール ( ゴールド )と 245/35R19サイズの タイヤが装備され、スタイリングと シャープな ハンドリングを実現しています。
エアロパーツには STIの イメージカラーである チェリーレッドの ラインが引かれ、スペシャルな 一台に仕上がっています。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/img101-1-300x131.jpg)
インテリアには Sシリーズで標準となっていた ウルトラスウェードステアリングを装備し、インパネ各所には カーボン調の パネルが取り付けられ、室内空間にも拘りが感じられる 一台となっています。
最終モデルの限定モデル、EJ20が好きな方、運転が好きな方、STIが好きな方全ての方に乗ってもらいたい至宝の 一台です。
☆ TC380 限定 50台
2018年 11月 3日発売 496万 5,840円
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/tech_4-300x191.jpg)
スバルの正規ディーラー富士スバル ( 群馬県前橋市 ) が ラリードライバーである新井敏弘選手と タッグを組んで生まれた コンプリートカーです。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/2f6f0bb1f328405c6cb1cac17e8434de-300x138.jpg)
走りを楽しむ、EJ20エンジンを味わう事を テーマに チューニングがなされ、足回りや エアロパーツと言った部分は オーナーが カスタマイズを楽しめるようあえて専用パーツは装備していません。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/tech_3-300x197.jpg)
代わりに パワートレーンの部分は チューニングが施され、エアクリーナーと マフラーの基本メニューはもちろんの事、タービン、触媒が交換された事で名前の由来ともなる 380psを発生しています。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/tech_7.png)
専用の ECUセッティングにより、380psでもブーストの立ち上がりは穏やかで、乗りやすさを求めた仕様となっています。
4気筒 2.0Lターボの世界では AMGの 381psが最強と言われており、TC380も世界最高峰のエンジンと言えます。
インテリアには ID プレート付きの専用レカロシートが装備され、スポーツ走行時の ホールド性を確保しています。
スバルWRX STIの歴代の特別仕様車をご紹介!まとめ
今回のご紹介はいかがでしたでしょうか、限定車はその希少性も去る事ながら、スペックや装備などに非常に魅力的ですね。
倍率は平均で 4〜 6倍程で受注後即完売となる事が多いです。
最終モデルの EJ20 final editionの倍率は 20倍とも言われています。
選ばれた オーナーさんは格別の時を過ごせるでしょう。
![](https://goodcar.xyz/wp-content/uploads/2019/11/2015-s207-3-1-300x188.jpg)
皆さんの車選びのご参考になれば幸いです!
それでは楽しいカーライフを!
アイキャッチ画像 https://www.sti.jp