ヴィッツの後継車として発売された新型ヤリス。デザインもさることながらヴィッツを選ぶユーザーとしてはユーティリティーお気になるところですね。現行ヴィッツよりも様々な “ 質 ” が高められていると言われているヤリスを解説していきます。
ヴィッツからヤリスに車名変更になった訳? 販売時期はいつ?
ヴィッツは初代から北米トヨタでヤリスの名で販売がされており、現在では輸出・海外販売名としてその名が知られています。
公式の見解では新型ヤリスはエンジン、シャシーを世界共通のグローバルプラットフォームに刷新した事から名称を統一したとの事です。
国内に限っての事情で言えば、モデル末期とは言え ヴィッツの売れ行きが落ち込んでいる事があげられます。
国内において コンパクトカー市場は大きいですが、ライバルも多いです。
現状の ヴィッツでは燃費・デザイン・質感・価格面ともにライバルに遅れをとっているのが現状です。
コストパフォーマンスの高いハイブリッドモデルと室内空間のユーティリティーの高い ホンダ・フィット。
e-powerの圧倒的な燃費を誇る日産・ノート。
内装の質やデザイン性を高めて唯一コンパクトカーにディーゼルをラインアップしているマツダ・デミオなどが熾烈を極めています。
加えて現行のヴィッツは発売当初からあまり評価が高くなかった事も原因の一つと言えます。
一方、国内でのヤリスは WRC参戦車両として知られていて、好成績を残している事もあり、スポーティーな好印象があるという事も名称統一を後押しした原因と言えます。
国内の発売時期は 2020年の 2月と公式アナウンスがされており、モーターショーのお披露目を終えた後から徐々に情報が解禁されていく予定になるとの事です。
トヨタ新型ヤリス・ヴィッツをフルモデルチェンジしてどう変わった?
新型ヤリスでは世界共通のプラットフォームとなっており、先代モデルからは特にエンジン・シャシー・ボディの走りの部分大きく進化しています。
環状構造ボディと 1180MPaのハイテン材( 高張力鋼板 )を積極採用した事で、しなやかさと高剛性を持ったボディとなっています。
組み合わさるシャシーである TNGA-Bとの相性も良く、高剛性ボディと衝突安全ボディの相反する 2つの要素を両立しています。
エンジンでは現段階で 1.5L+モーターの HYBRID、1.5Lガソリンエンジン、1.0Lガソリンエンジンの 3つがラインアップされています。
新開発となる 1.5Lエンジンは直列 3気筒エンジンとなり、燃費・パワーの両立が図られたモデルとなっています。
その燃費性能は 1.0Lエンジンよりも高いと噂されています。
詳細なスペックは公表されていませんが、全般的に言える 3気筒エンジンのメリットとしては 4気筒エンジンよりもパーツ点数が低い事により軽量である事と燃費性能の向上に期待が持てます。
エンジンの軽量化の恩恵は非常に大きく、FFという前輪に多くの荷重のかかる車にとって前方にある部品で一番重いエンジンを軽量化できることはトヨタ・新型ヤリスの求めているドライバーズファースト、上質な走りの実現に大きく貢献していると言えます。
トヨタ新型ヤリスの内外装デザインは?
先代モデルまでのヴィッツのデザインを継承しながらも全体的にワイドローとなり、スポーティーなスタイリングとなっています。
フロントはトヨタの共通デザインとなっている大型グリルとなっています。
フェンダー及びサイドのドアパネルはプレス加工により張り出しており、力強さが感じられます。
リアは分厚いバンパーが特徴的で、下部とテールのラインがブラックとなっており、スポーティーかつスタイリッシュなデザインとなっています。
インテリアはドライバーズカーを意識した作りとなっており、運転席及び、シフトノブがドライバーを囲むようにデザインされています。
メーターもナビゲーションシステムと連携しており、ドライバーに必要な情報を的確に表示してくれる先進的なインフォメーションディスプレイとなっています。
後席はデザインの影響から先代よりもややスペースが狭そうな印象を受けます。
ラゲッジスペースの詳細な広さは不明ですが、不自由のないレベルにありそうです。
ハイブリッドモデルではラゲッジスペースに AC100Vコンセントを装備している事が確認されており、アウトドアや車中泊での利用に期待です。
トヨタ新型ヤリス先進機能に注目!
先進機能として用意されているのは下記の7つです。
グレードによる装備可否や標準装備かどうかは 12月に正式発表との事です。
① Toyota Safety Sense
夜間の認識力が強化された改良型が装備予定との事で、現行モデルよりも精度の高く、多様なシーンでの活躍が期待されています。
・自動ブレーキ
・クルーズ走行時のハンドル操作サポート
・レーンキープアシスト
・オートレーダークルーズコントロール
・オートハイビーム
・標識読み取り機能
・先行車発進アラーム
② アドバンスト パーク<高度駐車支援システム>
通常の駐車アシストよりも素早く駐車が可能というのが特徴の進化した駐車支援システムです。
更に、本機能では白線のない駐車スペースにも位置を登録する事で駐車が可能という機能を備えています。
③ インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]
障害物までの距離の接近を警告するだけでなく、踏み間違えの防止機能も備える先進装備です。
④ ブラインドスポットモニター[ BSM ]+リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]
ドライバーからの死角となる左右のスペースに車両が接近するとメーター及びドアミラーに警告を表示する機能です。
ソナーと連携して駐車時の死角方向の障害物や人などの動く物に対してドライバーに警告する機能も備えています。
⑤ パノラミックビューモニター
左右、前後のカメラ情報を基に車両を上から見るパノラマビューをディスプレイに表示する機能です。
死角を無くす事で、ドライバーへの安全確認機能を支援します。
⑥ バッグガイドモニター
2つの角度から選択できる機能を持つバックガイドモニターで、ステアリングの切れ角に応じて予測ラインを表示する機能で、駐車時のハンドル操作を支援します。
⑦ SRSカーテンシールドエアバック
SRSカーテンシールドエアバッグは、側方からの衝撃に対して、頭部側面を覆うように広がり、頭部への衝撃を緩和します。
世界統一モデルという事で全車標準装備というところがポイントです。
⑦ SRSカーテンシールドエアバック
SRSカーテンシールドエアバッグは、側方からの衝撃に対して、頭部側面を覆うように広がり、頭部への衝撃を緩和します。
世界統一モデルという事で全車標準装備というところがポイントです。
トヨタ新型ヤリスを徹底チェック!ヴィッツを超えた注目点はなにか?まとめ
近年では運転支援機能の他にも、走る・止まる・曲がるの質を高めたモデルが多く登場しており、カタログだけでは測れない走りの質が向上している事が分かりました。
正式リリースされた後には是非試乗して、体験したい一台と言えます。
皆さんの車選びのご参考になれば幸いです!
それでは楽しいカーライフを!
関連記事🔗GRヤリスの性能は究極のホットハッチ!劇的デビュー発売日と価格!
関連記事🔗新型ヤリスのボディカラーは?人気のカラーと色選びのポイント
アイキャッチ画像 https://toyota.jp/new-yaris