スズキのプレミアムコンパクトであるスズキスイフトがフルモデルチェンジを果たしました。コンパクトカーとして高い走行性能を誇るスイフトの価格と燃費、フルモデルチェンジに進化した内外装についてご紹介致します。
スズキ新型スイフトとは
スズキスイフトはスズキ自動車が販売するコンパクトハッチで、今回のご紹介する新型モデルで 5代目となるロングセラーモデルです。
以下、スイフトとモータースポーツの歴史についてご紹介致します。
初代モデルからモータースポーツへの参戦も視野に入れられていたモデルでもあり、スイフトスポーツの初代から 2代目まではJWRCで活躍した他、3代目からは全日本ラリーやジムカーナといったステージで活躍しています。
上記のモータースポーツカテゴリーは比較的改造範囲が狭く(市販車状態に近い)、車両本体の素性の良さが求められる為、そういった意味ではスイフトは市販車状態であってもスポーティーな走りが楽しめる 一台として人気を博しています。
2代目からはベースモデルにおいても世界戦略車としてヨーロッパの道路を走り込み、鍛えられた事で、同クラスのコンパクトカーとは 一線を画す足回りを持つ車としても有名です。
優れた足回りと徹底した軽量化によって他の車には真似できない、軽快で上質な走りがスイフトの最大の魅力と言えます。
3代目からはJWRCのシリーズ自体が無くなった事もあり、スイフトの主戦場は全日本ラリーやジムカーナとこれまで以上の幅広いカテゴリーで活躍しました。
4代目ではターボエンジンの搭載により、これまでの自然吸気エンジンでは得られなかったパワーを手にし、より強力なモータースポーツマシンとして今日も様々なステージで走り続けています。
新型スイフトのグレードと価格
新型スイフトにはこれまで通り、ガソリンエンジンモデルとガソリンエンジン＋モーターを搭載したハイブリッドモデルの 2種類のモデルから選択が可能です。
またハイブリッドモデルのミドルグレードであるHYBRID MX(2WD)のみ 5MTもラインアップされているのが特徴です。
ガソリンエンジンモデル
XGグレード
2WD
1,727,000円(税込)~
4WD
1,892,000円(税込)~
新型スイフトのエントリーグレードモデルです。
LEDヘッドライト&ポジション、デュアルセンサーブレーキサポートⅡを始めとした装備に加えて、このクラスでは嬉しいテレスコピックステアリング、防眩式ルームミラー、シートヒーターが標準装備されています。
ハイブリッドモデル
HYBRID MX
2WD(AT or MT)
1,922,800円(税込)~
4WD(AT)
2,087,800円(税込)~
新型スイフトのミドルグレードモデルです。
XGグレードの装備に加えて、16インチアルミホイール、ボディのエアロパーツと内装のインパネパーツ一式が装備され、非常にスタイリッシュです。
更に装備では、フロントシートベルトアジャスター、フルオートエアコン(エコクール機能付き)、6スピーカーが標準装備され充実した装備となっています。
HYBRID MZ
2WD(AT)
2,167,000円(税込)~
4WD(AT)
2,332,000円(税込)~
新型スイフトの最上級グレードです。
HYBRID MXの装備に加えて、後輪ディスクブレーキ、アダプティブハイビーム、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、LEDフォグランプ、UV&IRカットガラス、USB電源、本革巻きステアリングが標準装備され、内外装共にグレードアップされているのが特徴です。
更にディスプレイオーディオも装備され、ナビゲーションはもちろん車内メディアとして充分に使えます。
新型スイフトの燃費
新型スイフトにはガソリンエンジンモデルとモーターを搭載したハイブリッドモデルの 2種類があります。
ガソリンエンジンモデル
排気量
直列 3気筒 1,200cc
最高出力
82ps/5,700rpm
最大トルク
11kg・m/4,500rpm
燃料タンク
37L
燃費(WLTCモード)
23.4km/L
日常から長距離までで必要十分な出力があると言えます。
車両重量は 910㎏とハイブリッドモデルよりも 40kgほど軽量なのもポイントです。
ハイブリッドモデル
排気量
直列 3気筒 1,200cc
最高出力
82ps/5,700rpm
最大トルク
11kg・m/4,500rpm
モーター最高出力
3.1ps/1,100rpm
最大トルク
6.1kg・m/100rpm
燃料タンク
37L
燃費(WLTCモード)
24.5km/L
ガソリンエンジンのパワーに加えて、小型ながらも低速から力強く加速するモーターを搭載した事で、信号からのスタートや合流などの加速する場面において力強く加速してくれます。
低速トルクをモーターで補う事で、ハイブリッドシステムの重量増がありながらも燃費はガソリンエンジンモデルよりも向上しているところがポイントです。
新型スイフトの外装
先代モデルを更にブラッシュアップしつつも、スイフトと 一目で分かるスポーティーなデザインとなっています。
ピラーをブラックとする事でルーフが浮いて見え、フロントAピラーからCピラーにかけて傾斜させる事で重心の低いスポーツカーのような出で立ちとなっているのもポイントです。
リアはブラックを基調としたテールランプのライティングデザインも相まって非常にスポーティーです。
HYBRID MX以上ではリアバンパー下部がブラックとなり、レーシングカーのディフューザーを取り付けたような引き締まったデザインとなっています。
新型スイフトの内装
これまでの丸形から大きく変わって角形となり、質感が大きく向上しています。
ディスプレイオーディオを起点にエアコン、シフトと必要なスイッチ類が運転席側を向いており、見た目以上に操作性が良いのもポイントです。
フロントシートのサイドサポートは高めになっており、的確なドライビングをサポートします。
ラゲッジスペースも使いやすく、プライバシーを守るトノカバーも装備しています。
更に、リアシートは 6：4の可倒式で、荷物の形状やサイズに合わせて自由に配置が可能です。
フルモデルチェンジで進化した点
新型スイフトとなり、進化した点についてご紹介致します。
新開発エンジン
ガソリンエンジンモデル、ハイブリッドモデルに搭載される新型エンジンであるZ12E型エンジンは新開発エンジンで、先代モデルのエンジンと比較して軽量コンパクトかつ低回転からリニアに出力される事で扱いやすいエンジンとなりました。
安全装備のアップグレード
ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合せたデュアルセンサーブレーキサポートIIを標準装備しています。
また、最上級グレードでは電動パーキングブレーキの採用により停止保持機能を追加したアダプティブクルーズコントロール［全車速追従機能・停止保持機能付］やブレーキホールド、車線維持支援機能、アダプティブハイビームシステムなどの組み合わせにより、ドライバーの負担を軽減します。
さらに、ドライバーの表情を認識し、眠気や脇見をカメラ検知してドライバーに注意を促すドライバーモニタリングシステムをスズキで初採用しています。
走行性能について
ボディ補強材の追加とバッフル材を追加し、高剛性ボディと静粛性の両方を追求しています。
更にサスペンションのストロークアップと各種改良により、路面凹凸の吸収に加えてコーナリング時のロールを抑え、操縦安定性が高められています。
スズキ新型スイフトの価格と燃費！内外装フルモデルチェンジでの進化はのまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
新型スイフトはこれまでのスイフトの良さをそのまま伸ばしたような正常進化を遂げていると感じました。
走行性能だけでなく、静粛性や安全装備も充実しており、スイフトがプレミアムコンパクトへと成長しているという印象も受けました。
今回モデルから 5MTがハイブリッドモデル専売となった事でこれまでよりもスポーツモデルのスイフトスポーツとの棲み分けがきっちりとされている事も感じました。
スポーツモデルを期待している方は新型スイフトスポーツの情報も見逃せません。
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
それでは楽しいカーライフを！
アイキャッチ画像 https://www.suzuki.co.jp/car/swift/
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