ヤリスのSUVモデルとして人気を博しているヤリスクロスがマイナーチェンジを果たしました。車体の熟成と共に備わった追加装備や標準装備となった各種安全装備など、今回は変更点とヤリスクロスの基本性能についてご紹介致します。
新型ヤリスクロスとは?
トヨタの新型コンパクトカーであるヤリスをベースに後席の居住空間と、荷室を拡大したSUVモデルとして登場した GA-Bプラットフォームを搭載したモデルとなります。
2020年から発売され、2022年、そして今回のご紹介する2024年にマイナーチェンジが行われています。
・変わった点
マイナーチェンジで主に変わった点は以下になります。
① 内外装のデザイン変更
② 内装とボディカラーラインアップの変更
③ フロントアームレストの追加
④ マルチインフォメーションディスプレイの変更
⑤ 安全装備の標準装備化(二輪車検知機能の拡大)
今回のマイナーチェンジでは上記 5つが変更されています。
装備面の ③~⑤は実質的なバージョンアップとなり、前モデルよりも機能と快適性がアップしているのが特徴です。
新型ヤリスクロス価格と内外装
新型ヤリスクロスでは 4つのグレードとGR SPORTモデルの計5つのグレードでラインアップされています。
Xグレード
ガソリンエンジンモデル
2WD
1,907,000円(税込)~
4WD
2,138,000円(税込)~
ハイブリッドモデル
2WD
2,295,000円(税込)~
4WD
2,526,000円(税込)~
ヤリスクロスのエントリーグレードモデルで、内外装共にシンプルなデザインとなっています。
エアロや内装の装飾はありませんが、LEDテールランプやLEDデイライトを標準装備しており、スタイリッシュなライティングデザインとなっています。
Gグレード
ガソリンエンジンモデル
2WD
2,150,000円(税込)~
4WD
2,381,000円(税込)~
ハイブリッドモデル
2WD
2,524,000円(税込)~
4WD
2,755,000円(税込)~
Gグレードでは主に内装の質感が向上しており、本革巻きステアリング&シフトノブ、オートエアコン、アームレストが装備され、ワンランク上の快適性を持ちます。
また、ディスプレイオーディオが標準装備となり、車内エンターテインメント、ナビゲーション機能が使えるところもポイントです。
Zグレード
ガソリンエンジンモデル
2WD
2,435,000円(税込)~
4WD
2,666,000円(税込)~
ハイブリッドモデル
2WD
2,809,000円(税込)~
4WD
3,040,000円(税込)~
ZグレードではGグレードをベースに内外装の装備が高機能になっている上級グレードになります。
まず外装ではLEDヘッドライトによるデザインの変更と、18インチアルミホイール、ピアノブラックに塗装されたラジエーターグリルによって高級感が高められています。
ドアミラーはヒーター、ブラインドスポットモニター、カメラが搭載された高機能モデルになっているところも特徴です。
内装でシート材質が合成皮革となって、上質な室内空間となっています。
快適機能も充実していて、ステアリングヒーター、シートヒーターが標準装備されています。
その他にもサイドドア、フロントコンソール、フロントフットのLEDアンビエントライトも装備されており、輸入車顔負けの装備となっています。
Z“Adventure”
ガソリンエンジンモデル
2WD
2,551,000円(税込)~
4WD
2,782,000円(税込)~
ハイブリッドモデル
2WD
2,551,000円(税込)~
4WD
2,782,000円(税込)~
Zグレードをベースにしたモデルで、専用エアロをフロントとリアに装備しています。
エアロは下部をボディと同色になる事でスポーティーな印象を受けます。
室内はサルドタンカラーのシートが目を引きます。
材質は合成皮革で、シートサイドがタンカラーとなる事で車内の明るさと高級感を感じられるのが特徴です。
GR SPORT
ガソリンエンジンモデル
2WD
2,571,000円(税込)~
ハイブリッドモデル
2WD
2,954,000円(税込)~
Zグレードをベースに内外装にGR専用パーツを搭載したスポーツモデルです。
外装では専用エアロにグリル、エンブレム、ホイールが装備され、スポーティーな仕上がりとなっています。
また、ブレーキキャリパーはレッド塗装となり、フロントにはエンブレムもデザインされています。
GR専用剛性アップパーツとしてフロア下とロアバックに 3つのブレースが取り付けられる他、専用サスペンションとブッシュ、パワーステアリング制御となり、ベースモデルとは異なるスポーティーで上質なドライビングを楽しむ事が出来ます。
内装では走りを意識したものとなっており、フロントシートはサイドサポートの増した専用スポーティーシートが装備される他、アルミペダル、専用ステアリング&シフトノブとなり、ドライバーの操作をよりダイレクトに車体に伝える事が可能となっています。
新型ヤリスクロスの性能
新型ヤリスクロスの性能という事で各種諸元についてご紹介致します。
・ボディサイズと取り回し(Zグレード)
全長 4,180/全幅 1,765/全高 1,590で最小回転半径は 5.3mとコンパクトで取り回しのし易いサイズと言えます。
また、最低地上高は 170mmと高く、縁石や雪道でも余裕のある高さを確保できるのも特徴です。
・動力性能と燃費
ガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルに分けてご紹介致します。
ガソリンエンジンモデル
1,500ccの直列 3気筒エンジンで、120ps/ 6,600rpmの馬力と 145N・m/ 4,800~5,200rpmとなっており、これまでの 1.5Lエンジンよりも高出力なエンジンとなっています。
燃費もZグレード・WLTCモードで 18.3km/Lと低燃費な仕様になっています。
また、ガソリンエンジンモデルは燃料タンクが 42Lで、単純計算で 18.3km/L× 42L= 768.6kmと 十分な航続距離を持ちます。
ハイブリッドモデル
1,500ccの直列 3気筒エンジンとモーターのハイブリッドシステム出力で 116ps、トルクは 2,000cc級エンジンと同等の出力を持ち、力強い加速をサポートします。
燃費はZグレード・WLTCモードで 27.8km/Lとかなりの低燃費仕様となっています。
また、ハイブリッドモデルでは燃料タンクが 36Lで単純計算で 27.8km/L× 36L= 1,000.8kmと非常に高い航続距離となっています。
新型ヤリスクロスの納期
新型ヤリスクロスの納期情報についてご紹介致します。
装備やオプション設定にもよりますが、おおよその目安として以下になっています。
・ガソリンエンジンモデルは 3か月以上
・ハイブリッドモデルは 6か月以上
在庫車やキャンセル車など制限付きである在庫情報もある為、お急ぎの方はディーラーでご相談される事をオススメします。
新型ヤリスクロス 2024の最新情報と変わった点!内外装と性能・納期のまとめ
今回のご紹介は如何でしたでしょうか。
マイナーチェンジを果たしたヤリスクロスでは熟成した走行性能と充実した安全装備と相まってこれまで以上に魅力の詰まった一台であると感じました。プレミアムコンパクトとしての風格を持つZ、 Z“Adventure”、スポーツモデルとしてSUV本来の走りを楽しめるGR SPORTSと幅広いグレードから選べるのも新型ヤリスクロスの特徴で、今後の国産コンパクトSUVのベンチマーク的な存在となりそうです。
皆さんの車選びの参考になれば幸いです。
それでは楽しいカーライフを!
アイキャッチ画像 https://toyota.jp/yariscross/
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